Medis QFR®

Medis QFR®

Physiology made simple.

Medis QFR®は、心外膜冠動脈に疾患がある患者のアンギオ画像ベースの生理学的評価を行うためのロバストな“ワークホース”ソフトウェアです。機械学習のアルゴリズムが搭載されたMedis QFR®は、合理的なワークフローを促進し、リアルタイムおよびオフラインでの迅速な評価を可能にします。科学的に証明されているとおり、Medis QFR®は、血管造影画像から冠動脈閉塞を評価するための屈指のイメージベースの機能評価ソリューションです。

Medis QFR®で日常診療をナビゲートしましょう

冠動脈病変の評価から最適な治療計画の決定まで

Pre-PCI

効率的に解析する

冠動脈病変の重症度と形態を効率的に評価し、インターベンションか安全なDeferか、情報に基づいた決定をガイドします。

PCI術中

確信をもって最適化を

QFR®の正確な測定で病変の重症度を確認し、インターベンションの精度と信頼性をさらに高めます。

Post-PCI

安全に評価する

QFR®の実証された診断能力を利用し、患者の安全と予後を優先しながら治療の結果を判断しましょう。

Simple

術中解析もオフライン解析も、よりシンプルで直感的なワークフロー

Fast

圧ワイヤー・最大充血誘発不要、治療費と手技時間を削減

Proven

200以上の査読論文において、17,000人以上の患者、20,000以上の病変で性能を検証

正確な冠動脈評価のための革新的なソリューション

Medis QFR®は、2方向の冠動脈造影画像を利用し、心外膜動脈の生理機能を定量的に評価します。冠動脈プラークは偏心性のものが多く、冠動脈病変を評価するには少なくとも2方向からの直交するビューが必要です。このアプローチは、1方向の血管造影では隠れて見えない可能性のある偏心性病変を可視化し、血管短縮のリスクも軽減します5。

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

アンギオ画像撮影

最適な3D血管再構築のためにMedis QFR®が必要とする冠動脈造影画像は2方向のみです。これらのアンギオ画像は直交しており、正確な血管再構築を確実にするために、解析セグメントの血管の重なりを最小限に抑えることをお勧めします。

定量的解析

AIを利用した拡張期末期フレームの選択は、貴重な時間を節約し、ユーザーによる解析結果のばらつきを最小限に抑えるのに役立ちます。さらに機械学習が2つの血管造影投影間の正確な位置合わせを手助けし、一貫性のある信頼性の高い測定、正確なQFR評価を可能にします。

QFR測定

Medis QFR®は、3D再構築や、病変長、病変ごとのΔQFR、狭窄率、Residual QFRを含む定量的評価を含む、解析セグメントの総合的な評価を提供します。dQFR/ds はさらに、解析セグメント内の病変の局所的な重症度を可視化し、フォーカル病変の有無を評価します。

卓越した性能

Post-PCIのQFR > 0.89の症例ではイベントのリスク低下が3倍に6
0 x
MACE減。2年後アンギオガイドの治療方針決定との比較7
0 %
短い所要時間で生理機能の評価を。ワイヤーFFRとの比較8
0 %

「私たちは2022年からQFR®を使用しています。これにより、カテーテル検査室のワークフローが合理化され、ステント前後での冠動脈生理学的評価が増加します。私にとって、QFR®のメリットは、費用対効果と時間効率の両方です。」

Dr. Yuhei Kobayashi

Interventional cardiologist / Cardiologist

VA Connecticut Cardiac Catheterization LaboratoryMedis QFR®をローンチできることを嬉しく思います。この革新的な技術は、冠動脈疾患の退役軍人に最先端のガイド付きケアを提供するのに役立っています。」

Dr. Samit Shah

Interventional cardiologist / Cardiologist

「この手法は、よりシンプルに、より安全に、より低価格で既存の技術と同等の結果が得られるため、容易かつ広く採用される可能性が高いでしょう。QFR®の精度が疑問視される困難な少数の症例のために侵襲的なワイヤーベースのFFRアプローチを留保しつつも、冠動脈造影画像から計算されたFFR、特にQFR®は、将来的には日常使用されるべきです。」

Dr. Morton J. Kern

Interventional cardiologist / Cardiologist

「急性冠症候群における最先端のアプローチは、「冠動脈全体のリスク」を標的としています。これは、QFR®によって簡単、安全、再現性よく評価できます。」

Dr. David M. Leistner

Interventional cardiologist / Cardiologist

Logo Goethe University Frankfurt am Main

「私は、QFR®が冠動脈造影の診断に大変貴重なパラメータを追加すると強く信じています。これにより、すべての情報を得られる1 つの検査へ移行できます。」

Prof. Andreas Baumbach

Interventional cardiologist / Cardiologist

「QFR®は強力な技術であり、十分な診断情報とガイドを提供します」

Dr. Niels Holm

Clinical Researcher

類のない 診断精度

QFR®は臨床使用とコアラボ使用の両方において診断精度が抜きんでている。

QFR® vs 解剖学的評価

術中に計測されたQFRとワイヤーFFRの診断精度の比較: FAVOR II Europe-Japan

「カテ室における術中QFR計測は臨床的に実行可能であり、FFRを参照基準とした時に中等度の冠動脈狭窄の評価はアンギオ画像上の解剖学的評価より優れている」

特異度
87%
感度
87%
AuC
92%

QFR® vs ワイヤーFFR

Quantitative Flow Ratio: メタ解析と体系的考察

「QFRとFFRの高い相関性が示された。0.80の閾値以下のQFR値は冠動脈狭窄の機能的重症度が高いことを最適に予測する」

特異度
89%
感度
84%
AuC
94%

QFR® vs ワイヤーiFR

QFRのFFR・iFRと比較した診断の一致

「QFRは、臨床症状に関係なく、侵襲的な生理学的指標(FFRおよびiFR)に対して優れた相関および診断性能を示した。」

特異度
82%
90%
感度
80%
92%
AuC
88%
95%
さらに詳しく

Medis QFR® が日本で保険収載されました!

このニュースを皆様と共有できることを大変嬉しく思います: Medis QFR®202411日付で保険収載されました。日本の循環器内科における重要なマイルストーンです。

定量的流量比 (QFR) は前向きに検証された唯一のアンギオ画像ベースの生理学的指標であり、冠動脈血行再建術の決定に使用した場合、従来の冠動脈造影と比較した臨床予後改善と関連していることを実証済である。– EuroIntervention 2023: Expert Consensus

The state of the art in non-invasive coronary physiology by Dr. Samit Shah at TCT 2023

Yale School of Medicine & New Haven VAのSamit Shah先生は、TCT 2023で、アンギオ画像ベースの生理学的評価に関して洞察に満ちた概要を発表しました。Shah先生は、冠動脈疾患の診断と治療を再構築する中で、変革をもたらし得るMedis QFR®による非侵襲的冠動脈生理学(NCP)の可能性を強調しました。

The impact of Medis QFR® on Clinical Decision-Making by Dr. Yuhei Kobayashi at TCT 2023

TCT 2023において、Yuhei Kobayashi先生は、カテーテル検査室内の臨床診療を再構築する上でのMedis QFR®の変革力について発表しました。Medis QFR®解析プロセスを簡素化し、2方向から直交する冠動脈造影を必要とするその効率性を強調しました。輪郭自動検出により、ソフトウェアは3D血管モデルを構築し、FFRとの相関が検証されたMedis QFR®を算出します。

Dr. Toleva on Medis QFR® at TCT 2023 – Microvascular Dysfunction Assessment

TCT 2023 での Olga Toleva 先生の発表は、非閉塞性冠動脈に焦点を当て、微小血管機能障害評価の課題を強調し、ワイヤー不要の技術における有望な進歩が紹介されました。

Medis QFR® は40以上の国で上市されています

私たちのパートナー

Medisはお客様の要望に応えるため各国代理店と強力なパートナーシップを築いてまいりました。パートナーとの長年にわたる協力により、お客様がどこにいても柔軟にサポートできます。

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QFR®についてよくある質問

Medis QFR®を日常臨床に取り入れるにはどうすればよいですか?

Medis QFR®は、生理学評価のニーズに合わせて、非常に簡単でシームレスに現在の日常臨床に取り入れられます。Medis QFR®ソフトウェアは、汎用PCにインストールできます。Medis QFR®には、アンギオ装置およびPACSからDICOM画像を受信する機能があります。そのため、患者の冠動脈造影画像でQFR前向き解析と後ろ向き解析の両方が可能です。技術者や看護スタッフがコントロール室でQFR解析を行い、カテーテル室の大型モニターに投影して医師が確認することもできます。

QFR®がシンプルである理由は何ですか?

Medis QFR® は、血管造影画像上で行う生理学的測定です。QFRは、FFRやiFRに必要な侵襲的なワイヤーを必要とせず、生理機能評価のプロセスを簡素化します。ワイヤーベースの測定は、15〜30分かかる場合があります。QFR®は、消耗品、圧ワイヤー、最大充血を誘発する薬剤を不要とし、生理学的評価のコストを削減するのに役立ちます。

どのくらいの時間で解析結果が得られますか?

対象血管セグメントごとのQFR®解析は、数分で完了します。

QFR®はなぜ使い勝手がよいのですか?

定量的冠血流比(QFR)®は、2方向の血管造影から3次元定量的冠動脈造影(3D QCA)を行い冠動脈の生理学的評価ができる革新的な技術です。従来の方法とは異なり、QFR®はアデノシンなどの充血剤に依存しておらず、圧ワイヤーも必要ありません。QFR®は使い勝手のよいインターフェースを備えており、冠動脈狭窄の機能的重症度を評価するための簡単で価値ある非侵襲的アプローチを提供します。

Reference

Xing Z. et al., Diagnostic Performance of QFR for the Evaluation of Intermediate Coronary Artery Stenosis Confirmed by Fractional Flow Reserve. Braz J Cardiovasc Surg (2019). 10.21470/1678-9741-2018-0234

患者にはどのようなメリットがありますか?

アデノシンのような最大充血を誘発する薬剤に起因する不快感がなくなるでしょう。QFR®を使用すると、侵襲的なワイヤーの使用による血管損傷のリスクも軽減されます。

* この意思決定/治療計画の主張はFDAの認可を受けていないため、米国では使用できません

3D-QCAおよびQFR測定は、主要なアンギオ装置メーカー(GE、フィリップス、シーメンス、キヤノン)およびその他のベンダーのX線画像に適用できます

参考文献

1. EuroIntervention 2023;19:464-481. DOI: 10.4244/EIJ-D-23-00194

2. Milzi A. et al., Coronary microvascular dysfunction as assessed by angiography-derived index of microvascular resistance co-localizes with and may explain the presence of ischemia in stress-cardiac magnetic resonance imaging in the absence of coronary artery disease. Cardiovasc. Med., 24 November 2022. Sec. Coronary Artery Disease. Volume 9 – 2022| https://doi.org/10.3389/fcvm.2022.1060764

3. Dettori R. et al., Quantitative Flow Ratio Is Associated with Extent and Severity of Ischemia in Non-Culprit Lesions of Patients with Myocardial Infarction. J Clin Med. 2021 Oct; 10(19): 4535. Published online 2021 Sep 30. doi: 10.3390/jcm10194535

4. Ullrich H. et al., Quantitative Flow Ratio or Angiography for the Assessment of Non-culprit Lesions in Acute Coronary Syndromes: Protocol of the Randomized Trial QUOMODO. Front. Cardiovasc. Med., 04 April 2022. Sec. Coronary Artery Disease. Volume 9 – 2022 |https://doi.org/10.3389/fcvm.2022.815434

5. Rigatelli et al: Modern atlas of invasive coronary angiography views: a practical approach for fellows and young interventionalists. Int J Cardiovasc Img 2022; doi.org/10.1007/s10554-021-02489-5    

6. Biscaglia, S., Tebaldi, M., Brugaletta, S., Cerrato, E., Erriquez, A., Passarini, G., Ielasi, A., Spitaleri, G., Di Girolamo, D., Mezzapelle, G., Geraci, S., Manfrini, M., Pavasini, R., Barbato, E., & Campo, G. (2019). Prognostic Value of QFR Measured Immediately After Successful Stent Implantation: The International Multicenter Prospective HAWKEYE Study. JACC. Cardiovascular interventions12(20), 2079–2088. https://doi.org/10.1016/j.jcin.2019.06.003

7. Song L. et al., 2-Year Outcomes of Angiographic Quantitative Flow Ratio-Guided Coronary Interventions. J Am Coll Cardiol. 2022 Nov, 80 (22) 2089–2101

8. Westra J. et al., Diagnostic Performance of In-Procedure Angiography-Derived Quantitative Flow Reserve Compared to Pressure-Derived Fractional Flow Reserve: The FAVOR II Europe-Japan Study. J Am Heart Assoc. 2018. DOI: 10.1161/JAHA.118.009603

医療機器認可状況

Medis QFR®は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、CEマーク圏、インドネシア、日本(PMDA)、マレーシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、韓国、トルコ、英国、米国(510(K))の認可・承認を取得しています。